冬しば鉄三イラスト
HOME
t
ニューストップ
t
ニュース記事
ニュースタイトル
 
2007.10.02 up
■ 「緊急地震速報」スタート 揺れ(震度4以上)来る前に情報
   冬柴国交相「国民の安全・安心進む」
緊急地震速報の運用開始のボタンを押す冬柴国交相
気象庁は1日午前9時、地震の初期微動を観測して大きな揺れが来る数秒から数十秒前に知らせる世界初の「緊急地震速報」の一般向け提供を始めた。東京・大手町の同庁で開かれた運用開始式では、冬柴鉄三国土交通相(公明党)が「多くの国民の安全と安心が進むことを心から喜びたい」とあいさつした後、パソコンの画面にタッチして運用をスタート。約30人の出席者から拍手がわいた。

一般向けの緊急地震速報は最大震度が5弱以上と予測される場合、震度4以上の強い揺れが想定される地域名が発表される。情報伝達は当面、NHKと民放のテレビ、NHKラジオが中心となる。

同速報を見聞きした場合は、その場でまず身の安全を確保するのが避難の基本。屋内では机などの下に隠れて頭を保護し、屋外では看板や割れた窓ガラスの落下、塀の倒壊などに注意する。自動車運転中は急ブレーキをかけず、ハザードランプをつけ、揺れを感じたらゆっくり停止する。

気象庁は昨年(2006年)8月から、一部の鉄道や工場などに先行的に同速報を提供。本格運用に向けた検討会の座長を務めた阿部勝征東大名誉教授は運用開始式で、「(研究開発開始から)かれこれ10年になる。振り返ると感無量。国民の期待が非常に高まり、中央防災会議をはじめ国を挙げての取り組みがあった」と述べた上で、技術的な改善や普及活動がさらに必要であり、「きょうは新たな出発点に立った日」と話した。

 公明党は緊急地震速報の早期実用化に向け、視察など行い推進してきた。

「速報」の仕組み
地震発生時、近くの地震計で速く伝わる初期微動(縦波のP波)を観測し、震源の位置、規模、揺れの強さを自動計算。大きな揺れ(横波のS波)が到達する前に知らせる。震源が直下だと間に合わず、離れるにつれて揺れの到達までの時間が数秒から数十秒まで長くなる。システムは気象庁と防災科学技術研究所が共同開発した。

「速報」を聞いた時は?
【基本】周囲の状況に応じ、慌てず身の安全を確保。

【屋内】家庭では机の下に隠れるなどして頭を保護。その場で火を消せる場合は消す。商業施設などでは係員や放送の指示に従う。エレベーターは最寄り階で停止させ、すぐ降りる。外に飛び出さない。

【屋外】ブロック塀などの倒壊、看板や割れた窓ガラスの落下に注意し、建物から離れる。山では落石やがけ崩れに注意。

【乗り物】自動車運転中は急ブレーキをかけず、ハザードランプを点灯し、揺れを感じたらゆっくり停止。電車やバスではつり革や手すりにしっかりつかまる。

−−−「公明新聞」より転載−−−